阪神淡路大震災以降、大地震時でも建物の損傷を防ぐことができる制震技術が注目されています。アドバンス制震システムは、2本のブレースと1本のダンパーで構成される画期的な制震装置です。この制震システム内において、地震や強風によるエネルギーは機械分野で広く利用されている変位・速度増幅機構を応用した仕組みによってダンパーに増幅して伝えられ、これに比例してダンパーがエネルギーを効率よく吸収することで、建物の変形や加速度を効率よく軽減。建物の損傷はもちろん、什器や家具などの転倒・飛来を抑制して、内部への被害を抑えます。
また、美観にも考慮した高いデザイン性を備えており、安全性と居住性を同時に満足させることができます。病院や学校などの公共施設の耐震補強から、集合住宅やオフィスビルなどの新築高層建物まで、極めて適用範囲の広いシステムです。
1.設置数を少なく抑えることができます。
増幅機構によりダンパーの性能を最大限引き出すことができるため、設置数を他工法に比べ1/2〜2/3に低減できます。
2.自由な配置が可能です。
在来工法のように連層に配置する必要がないので、設計の自由度が増し、無駄が生じません。
3.スマートですっきりしたデザインです。
威圧感を与えない細めの鋼管を用いています。また、耐震補強には斬新なデザインの鋳鋼製枠金物を使用しています。
4.開口の妨げになりません。
装置がコンパクトなので出入り口や窓を設けることが可能です。
5.工期が短くてすみます。
設置数が少なくて良いため、工期が短くてすみます。
6.コストダウンが可能です。
ダンパーの小型化、設置数の低減、工期の短縮などにより、他工法に比べコストダウンが可能です。
7.耐震補強の補助金申請ができます。
補強設計の結果を換算Is値※で評価できますので、文部科学省の補助事業に補助金申請ができます。また耐震判定委員会に対応いたします。
※換算Is値を認めていない自治体もあります。
取りつけ枠には、従来製品である鉄骨枠の問題点を改善した、 施工性や居住性、安全性に優れた製品、ダブジョイントをご用意しています。
(株)川金コアテック製品