ピボット支承(PV)は、上沓は凹面状に、下沓を凸面状に、それぞれを球面仕上げして組み合わせることで、全方向に回転可能な固定用支承です。大反力を支持することが可能で、特に斜張橋、トラス橋、曲線橋に多く用いられています。可動支承としては、ピボット支承にローラーを組み合わせたピボットローラー支承が使用されますが、特に大型の橋梁に使用されるケースが多くなっています。
阪神・淡路大震災では、ピボット支承が脆性的に破壊する事例が見られましたが、その後の研究開発において材料改良および構造細目の見直しを行い、損傷の発生を抑える対策も確立されています。
(株)川金コアテック製品